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699 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 2008/05/05(月) 22:30:07 ID:UeVqwJ3TO

最近体験した怖い出来事です。
文章堅いのでいまいち怖くないかもしれませんが、洒落にならないくらい怖かったです。 

今年の2月下旬、出張で都内のビジネスホテルに泊まった。 
翌朝、同僚と一緒にホテル一階のレストランでモーニングを食べていると、ホテルの前にパトカーが止まり、警察官が駆け込んでくるのが見えた。 
何だろ?と思っている間にパトカーがどんどん増え、レスキューまで来たので、「ちょっと見てくる」といって、同僚を残してホテルの前の道路に出た。 
外ではレストランの窓からは見えなかったが、救急車や覆面パトカーなどが列を作っていて、多くの通行人が立ち止まってホテルを見上げていた。 
俺もつられて見てみると、ホテルの屋上に手をかけて、人間がぶらさがっているのが見えた。 
外壁を足で蹴り、這上がろうとしているのかバタバタと動いている。ちなみにホテルは十数階建てだった。 
びっくりしてしばらく見ていたが、このままだと嫌なものを見るハメになると気付き、レストランに戻ることにした。 
席に着いた俺に同僚が「何だった?」と聞いてきたので、「屋上から人がぶらさがってる」とだけ答えた。 

700 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 2008/05/05(月) 22:33:25 ID:UeVqwJ3TO
同僚は驚いた様子だったが、外に見に行こうとはせず、なんとなく会話もなくなって二人で飯を食べてた。 
そのまま五分くらい経って、何の動きも無かったので助かったのかな、と思った瞬間、「バーン!」という大きな音が聞こえた。 
思わず同僚と顔を見合わせる。 
「落ちたね……」同僚が呟くように言い、俺も頷きながらそのまま無言で食事を続けた。 
しばらくして、警察官がレストランの窓の外に青いビニルシートを貼り付けだした。しかし窓がでかかっため、シートでは全て隠すことはできず、隙間から外を見ることができた。 
俺は窓の横の席だったが、なるべく気にしないようにしてコーヒーを飲んでいたが、間もなく消防隊員がタンカを持って窓の横を通るのが見えた。 
見たくなかった筈なのに、自然と目が吸い付けられる。 
タンカに乗せられ、白いシーツを被せられた人型の盛り上がりが目に入った。 
顔まで被せられてるのは死んでいるからだろうか? 
時間にすれば一瞬だったが、シーツの白さがやけに瞼に残って気持ち悪かった。

701 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 2008/05/05(月) 22:35:40 ID:UeVqwJ3TO
二日後、出張を終えて会社に戻り、週末と重なったので月曜日に久しぶりに出社したところ、同僚が休んでいた。 
体調が悪いとのことで、同期の女の子に「東京で悪い病気貰ってきたんじゃない?君は大丈夫?」とからかわれたが、出張中は特に調子の悪そうな様子は無かったので、不思議に思った。 
仕事が終わり、見舞いがてら様子を見に行こうと、同僚が住むマンションに立ち寄った。 
エレベーターで七階に上がり、同僚の部屋を訪ねると、目の下にクマをつくった、異様に疲れた表情の同僚が迎えてくれた。 
「大丈夫か?飯は食べてるか」 
俺が聞くと、同僚は軽く笑った。 
「ああ。外に出れないから、買い置きのインスタントばっか食べる。」 
「そんな悪いのか?じゃあ何か買ってくるよ。何がいい?」 
尋ねる俺に、同僚は泣き笑いみたいな表情を見せた。明らかに精神的にやばくなってるようだった。 
「でれないんだよ。エレベーターでも、階段でも、アイツがいるんだ」 
「何?アイツって誰だよ?借金取りか何かか?」 
「そんなんじゃないよ!!何で俺なんだよ、何で……」 
同僚はそのまま泣き出してしまった。 

702 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 2008/05/05(月) 22:38:11 ID:UeVqwJ3TO
ラチがあかないと思った俺は、取りあえず飯でも食おうと外に誘ったが、同僚は外に出ることを激しく嫌がった。 
冷蔵庫の中身はほとんど空で、買い置きも無い様子だったので、仕方なく俺は買い出しにいってくると告げて、玄関の外に出た。 
同僚の様子を会社に連絡するか、それとも両親に知らせるか、などと考えながらエレベーターを待っていると、下から上がってきたエレベーターが目の前を通り過ぎていった。 
エレベーターは扉がガラスになっていて、外からでも中を見ることが出来た。 
通り過ぎていくエレベーターの中に、子供のような低い姿が一瞬見えた。 
エレベーターは最上階に止まったまま、なかなか降りてこなかった。 
5分くらいしても降りてくる気配のないエレベーターに嫌気がさして、階段で降りることにした。 
七階だが、下りならそれほど苦でもない。 
階段のドアを開けると、普段あまり使う人がいないためか、空気が淀み、埃がたまっていた。 
しばらく降りていくと、下から誰かが上がってくる音が聞こえた。 

703 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 2008/05/05(月) 22:40:10 ID:UeVqwJ3TO
階段使う人もいるんだな、と少し驚きながら降りていくと、下から上がってきたモノとすれ違った。 
それは、子供ほどの身長だった。 
顔は中年の女。どこにでもいそうな顔だが、位置が違う。 
顔は本来あるべき場所より遥か下の、ミゾオチのあたりにあった。強い力で頭を押し込んだような感じといえばいいのか? 
腕はやや上向きに開いており、歩くたびにユラユラ揺れていた。 
俺はあまりのことに息を呑んだ。叫ぶこともできなかった。
足が固まり、悪夢でも見ているかのような思いだった。 
女は硬直した俺の横を、ヒョコヒョコと階段を登っていき、やがて音も聞こえなくなった。 
俺は金縛りが解けたように大声で叫ぶと、無我夢中で階段を降り、マンションから逃げ出した。 
コンビニまで走り、明るい場所で同僚に電話した。俺は慌てまくっていたが、同僚は以外に冷静だった。 
「あれ、飛び降りた女だよ。あの時タンカなんか見るんじゃなかった。運ばれていくアイツと目が合ったんだ。潰れて、めり込んだ顔で目だけがやたら大きく見えて…あんなに警察や消防がいたのに、何で俺なんだよ」 
そう言って同僚は大きくため息をついた。 

704 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 2008/05/05(月) 22:42:30 ID:UeVqwJ3TO
しばらくして同僚は会社を辞め、田舎に帰った。実家は平屋なので安心すると言っていた。 
不思議なのは、同僚はタンカに乗せられた女を見たと言っていたが、タンカには確かにシーツが被せられ、人は見えなかった筈なのだが。 
俺はあの日以来、なるべく階段は使わないようにしている。
またアイツとすれ違ったらと思うと、怖くて使えないからだ。
担任は担当科目が家庭科だった。ある日、実習でキャベツを刻んでいたときのこと。 
明らかに粗いきしめんみたいなキャベツを刻む優等生を褒めまくる担任。 
担任「(優等生)さんはキャベツを刻むのも上手ね~。それにくらべて…こんなゴミみたいなキャベツ、食べられないわね。汚いし」 
そう言ってAちゃんの刻んでいたキャベツ(凄く細かくて綺麗)を掴んだかと思うと流し台にぶちこんだ。 
その後にキャベツの芯をAちゃんの顔に向かって放り投げて「ほら、やり直し。食材無駄にしないでよ、学校のお金なんだから」と言い放った。 
さすがに数人が抗議したが担任は何事もなかったかのようにスルー。 
授業のあとに私と友人数人でAちゃんを気遣ったが、Aちゃんは「だいじょうぶ、だいじょうぶ」とニコニコするだけだった。

843 : 2/3[sage] : 2014/01/11(土) 21:26:10.90 ID:ZEmhlTnT0
その後もAちゃんに対する担任の嫌がらせは続いたが、ついに卒業を迎え、卒業後にクラス会を開くことになった。 
クラス会に来た子達はほとんどが都内の有名大学に進んだが、 
Aちゃんは家の都合で都内には行けず、地元の国立大学に進んだ。 
担任は席の端に座っている子から順番に一人ひとり近況を聞き、有名大学に進んだことを褒めまくった。 
ただ、Aちゃんの順番になっても担任はあからさまにスルー。 
見かねた子が一人「先生、Aさん忘れてる!」と冗談めかしながら言ったが 
担任はなんと「あら?そんな人いたかしら?まさかいないわよねー、地元のイモ大学に進むような落ちこぼれなんて。場違いだし」と一言… 
場が凍りついたがなんとか取り繕ってクラス会は終了。 
下を向いて唇を噛みしめていたAちゃんの顔が忘れられなかった。 

私はいたたまれなくなりクラス会の後にAちゃんに「Aちゃん大丈夫?あいつ(担任)のことは気にしないようにね」と話しかけた。 
「(私)ちゃん?大丈夫、ありがとうね。もう大丈夫。もうそろそろだから。」とAちゃんはニコリと笑った。 
「そろそろって?」と聞く私に対し、Aさんは「(私)ちゃんも(担任の)嫌がらせによく耐えて来たね。でももう大丈夫だから。」と言ってニコニコ笑うだけ。 
その時点では意味がよくわからなかったが、とりあえずAちゃんとはその場で挨拶をして別れた。

844 : 3/3[sage] : 2014/01/11(土) 21:27:16.18 ID:ZEmhlTnT0
それから一週間もしないうちだった。担任が亡くなった。 
死因は脳溢血。発見されたときには既に手遅れの状態だったとのこと。 
葬式の焼香に来たAちゃんはうっすらと微笑んでるような顔をしていた。 
担任の娘さんもショックから鬱病を発症し、後を追うように自殺した、とのことだった。 

それから数年が経ち、公務員として働いているAちゃんに再会した。 
Aちゃんはこんなことを言った。 
「こんなこと言ったらドン引きされるかもしれないけど、(私)ちゃんには教えてあげる。 
私ね、自分に向けられた悪意とか、厄とかをね、まとめてその相手に返す…っていうのかな?そういうことができるっぽいんだ」 
Aちゃん曰く、ちょっと嫌がらせされた場合に返すと相手に死なない程度の災いが必ず返っていくらしい。 
Aちゃんは三年間(Aちゃんは三年間担任が同じだった…)担任からの厄を溜め込み、それを卒業後に一気に返っていけ!と念じたらしい。 
「まさか、死ぬとは思わなかったけどね。娘さんにまで返っていくとも思わなかった。」 
そう言ってAちゃんは笑った。 


以上ほんのりと怖かった体験談です。長文すみません。 
それ以来、人の嫌がることは絶対にしないようにしろ、 
と子供達にも教えています。


引用元:https://5ch.net/