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67: 創る名無しに見る名無し:2010/09/26(日) 14:43:39 ID:EuUadzBO
F博士の研究室 

「よしっ、これで完成じゃ」 
「博士、今度の発明は何ですか?」 
「キミにはこれが発明品に見えるのかね?」 
「いいえ、ただのハンバーグに見えます」 
「そうじゃろう。どうもキミはわしが『完成じゃ』と言うと必ず何かを発明したと思うようじゃな」 
「一種の職業病ですかね」 

「わっはっはっ!すまんすまん、本当はこれもわしの発明品じゃ」 
「えっ?どこから見てもハンバーグですが」 
「これ自体は本物のハンバーグなのじゃが…」 
そう言うとF博士はナイフでハンバーグを二つに切り分けた。 
「食べるんですね」 
「待て待て、早まるでない」 
しばらくすると半分のハンバーグがそれぞれ1つのハンバーグにみるみる形を変えた。 
「わっこれはすごい2つになった!これならどんどん数を増やせますよね」 
「このハンバーグにふりかけた薬品が元の形を記憶し、まったく同じ物質で再形成するのじゃ」 
「言うならば物質記憶薬ですね」 
「その通り」 
「では、いただきます」 
「どうぞ召し上がれ」 
「いえ、この薬品をいただくのです」 
「何じゃと?」 
「博士、もうこんな貧乏研究所が嫌になりました。博士はいつも気前よく発明品を手放し 
 儲けが少ないばかりか、私の給料だって上がりゃしない!」 
「それはすまんかった。考え直す気はないか?給料は上げれんが…」 
「考え直す気はありません、この薬品で財産を増やして大儲けしますよ。ではさようなら!」 

「困ったもんじゃ、気の早いやつで。あの薬品が記憶できるのはハンバーグだけなんじゃが… 
 まあハンバーガーショップでも開けば、当分は今よりましな生活ができるかも知れんがのう」 


引用元:https://5ch.net/