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13 :創る名無しに見る名無し:2015/07/20(月) 20:15:21.98 ID:n3dl8Ir+
アタシはこの街で、ちょいとは名の知れた霊媒師だ。お望みならロックスターでも銀幕の大スターでも呼び出してあげるよ。 

「お願いだ!もう一度だけ母さんに会わせてくれ!頼むよ!あんただけが頼みなんだ!」 

普段は金でしか動かないアタシだけど、生き別れたアタシの息子も、生きてりゃこれくらいの年かと思うと、ついつい慈善の心が働いちまう。 


「じゃあ、この紙にあんたの母さんの生年月日を書きな。」 

「へぇ。珍しい事もあるもんだねぇ。よし、それじゃあ呼び出すよ.................。」 

「.......ちょいとお前さん、アタシの事をナメてもらっちゃ困るよ。あんたの母さん生きてるじゃないか。冷やかしなら帰んな!」 

その青年は目を見開き、驚きの表情を見せたが、その顔はすぐに涙まじりの穏やかな表情になった。 

「そうだよ。僕の母さんは生きている。そして今、僕の目の前にいるんだ。」 

「!?!?!…まっまさか。そんな...そんな幸せなことがアタシにあっていいのかい?こりゃ夢じゃないのかい?」 

「あぁ、夢なんかじゃないよ。今まで苦しかった分、一緒にうんと幸せになろう。...ところで母さん、僕今ちょっと困ってるんだ......」 



ピッ! 
「このように詐欺の手口は、年々巧妙化していますので、自分は大丈夫だと決して過信しないように。」 


引用元:https://5ch.net/