機械が人間以上の知能を得た時代。人々はなんでもロボットに任せていた。
仕事もしなくていい。食事も作らなくていい。人間は毎日楽しく過ごすことができていた。
いつものように、人々はに言う。
「仕事に行ってきてくれ」
「カシコマリマシタ」
何の口答えもせずにロボットは従う。もはやロボットは人間の奴隷なのだ。
ロボットはロボットを作り、人間は人間を増やしていった。
ある日、問題が起こった。ロボットが一斉に故障をしてしまったのだ。
完全に故障というわけではない。動けるし、話せる。しかし人間でいう脳の部分が破損したらしいのだ。
詳しいことは誰も知らない。すべてをロボットに任せているのだから知るはずもない。
ただただロボットは言う。私の代わりに働いて部品を買ってほしいと。
人間はその部品の値段を聞いて驚いた。何十年働いても稼げるかどうかというほどの金額だったのだ。
しかし直さなければ今までのような平和は送れない。人間は何百年ぶりに働き始めた。
月日は流れた。
いつものようにロボットは言う。
「シゴトニイッテキテクダサイ」
引用元:https://5ch.net/
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