洒落怖

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    176: 94:2010/11/13(土) 22:48:11 ID:0eQaY+h9

    その飲食店は、目立たない路地にひっそりと建っていた。
    決して大きい店ではないが、それがかえって知る人ぞ知る名店といった印象を与えた。 
    しかしその店を知っていても、食事をすることは容易なことではなかった。 
    その店で食事をするには、会員証が必要だったのである。 

    ある日、男がこの店に立ち寄った。 
    「ここで食事ができるか」 
    「はい。ですが、普通の方はご遠慮させていただいております。会員証をお持ちの会員でなければ」 
    「なんだ、この店は会員制だったのか」 
    「さようでございます」 
    「では会員になるとしよう」 
    「無理でございます」 
     それを聞いて、男は怪訝そうな表情を浮かべた。 


    【会員制の飲食店に立ち寄った男。その先に待ち受けてたのは・・・】の続きを読む

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    74 :創る名無しに見る名無し:2010/09/30(木) 18:16:52 ID:bmLVa2uo
    「先生、いかがでしょうか?」 
    「あなたの症状を総合して判断しますと『貧乏性症候群』でしょうな」 
    「『貧乏性症候群』…ですか?」 
    「ええ女性に多いのですが、輪ゴムをいくつも水道の蛇口に掛けておいたり、 
     食堂で爪楊枝を余分に失敬したり、一番多いのはいつ使うとも分からない 
     紙袋や空き箱をためこんだり…」 
    「いえ、私はそんなことはしていませんが」 
    「以前そういうことをしていたのに最近できなくなったとかはないですか?」 
    「思い当たりませんな」 
    「そうですか。大体の方はその収集作業ができなくなったことで発症するんですがねえ」 
    「もう結構だ!」 

    【ある日、医師の診断に激怒した男の話・・・】の続きを読む

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    168: ◆PDh25fV0cw :2010/11/07(日) 23:20:18 ID:5DG5VIDJ
    人の気配のない、暗い森。月や星は雲におおわれ、光源となるものは青年の持つ小さな懐中電灯だけ。
    自殺の名所であるこの森に、青年がやってきたのはやはり自分の人生を絶つためだった。 
    ナップサックから縄を取り出し、太い木の枝に結ぶ。 

    これで後は首をつるだけとなったとき、後ろから小さな物音がする。 
    驚いて振り返ると、小さな白いウサギが佇んでいる。 
    「あんたも自殺するのかい?」 
    ウサギは青年にいきなり話しかけた。青年はいきなりのことに面をくらい、声も出ずただただ呆然とした。


    【自殺しようとした男が死ぬ直前に交わした契約とは・・・】の続きを読む

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    67: 創る名無しに見る名無し:2010/09/26(日) 14:43:39 ID:EuUadzBO
    F博士の研究室 

    「よしっ、これで完成じゃ」 
    「博士、今度の発明は何ですか?」 
    「キミにはこれが発明品に見えるのかね?」 
    「いいえ、ただのハンバーグに見えます」 
    「そうじゃろう。どうもキミはわしが『完成じゃ』と言うと必ず何かを発明したと思うようじゃな」 
    「一種の職業病ですかね」 

    【裏切りを起こした発明家の助手の末路・・・】の続きを読む

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    40: 創る名無しに見る名無し:2010/09/22(水) 12:25:43 ID:ePZQFWsi
    F博士の研究室 

    「これでよし、完成じゃ」 
    「やりましたね博士!と言っても僕はこの装置のことをよく教えてもらってませんが…」 
    「そうじゃったな。完成する前にこの装置の情報が漏れては命が危なかったのでな。すまんかった」 
    「もしや兵器…ですか?」 
    「まあそんなもんじゃ。この装置はミニブラックホールを発生させて一瞬に周囲の物をすべて飲み込んでしまう」 
    「それはすごい!」 
    「そこまで知らんかったとは。君を助手に採用して正解だったようじゃ」 
    【世界を一瞬で破壊することのできる軍事兵器を発明した・・・】の続きを読む

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