洒落怖

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168: ◆PDh25fV0cw :2010/11/07(日) 23:20:18 ID:5DG5VIDJ
人の気配のない、暗い森。月や星は雲におおわれ、光源となるものは青年の持つ小さな懐中電灯だけ。
自殺の名所であるこの森に、青年がやってきたのはやはり自分の人生を絶つためだった。 
ナップサックから縄を取り出し、太い木の枝に結ぶ。 

これで後は首をつるだけとなったとき、後ろから小さな物音がする。 
驚いて振り返ると、小さな白いウサギが佇んでいる。 
「あんたも自殺するのかい?」 
ウサギは青年にいきなり話しかけた。青年はいきなりのことに面をくらい、声も出ずただただ呆然とした。


【自殺しようとした男が死ぬ直前に交わした契約とは・・・】の続きを読む

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67: 創る名無しに見る名無し:2010/09/26(日) 14:43:39 ID:EuUadzBO
F博士の研究室 

「よしっ、これで完成じゃ」 
「博士、今度の発明は何ですか?」 
「キミにはこれが発明品に見えるのかね?」 
「いいえ、ただのハンバーグに見えます」 
「そうじゃろう。どうもキミはわしが『完成じゃ』と言うと必ず何かを発明したと思うようじゃな」 
「一種の職業病ですかね」 

【裏切りを起こした発明家の助手の末路・・・】の続きを読む

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40: 創る名無しに見る名無し:2010/09/22(水) 12:25:43 ID:ePZQFWsi
F博士の研究室 

「これでよし、完成じゃ」 
「やりましたね博士!と言っても僕はこの装置のことをよく教えてもらってませんが…」 
「そうじゃったな。完成する前にこの装置の情報が漏れては命が危なかったのでな。すまんかった」 
「もしや兵器…ですか?」 
「まあそんなもんじゃ。この装置はミニブラックホールを発生させて一瞬に周囲の物をすべて飲み込んでしまう」 
「それはすごい!」 
「そこまで知らんかったとは。君を助手に採用して正解だったようじゃ」 
【世界を一瞬で破壊することのできる軍事兵器を発明した・・・】の続きを読む

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10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 14:12:02.79 ID:uS6ea8G60

華子の住む家は、地元でも有名な金持ちの家だった。
彼女は八才だが、その年で奴隷を従えているのだ。 
奴隷は華子にとって、いなくてはならない存在だった。
彼女が何も命令せずとも、奴隷は勝手に彼女の為に働き続けるのだ。


【あるお金持ちの家の奴隷の正体・・・】の続きを読む

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45: 創る名無しに見る名無し:2010/09/23(木) 12:51:48 ID:08rYe5hE

「どうかね、その後の調子は」 
N医師はやさしく青年に語りかけた。 
「ええ、だいぶ良くなりました。自分で食事も食べれるようになりました」 
「うむ、やっぱりちゃんと口から栄養を摂らないと早く回復できんからね」 
「でも…」 
「どこかに痛みでも?」 
「いえ痛みはないんですけど、なんとなく…その…」 
「なんとなく?」 
「自分が自分でないような…」 
「ああ、それならしばらくすれば段々と慣れてくるはずだよ。移植患者にはよくあることだよ」 
「よくあること?」 
「移植された患者さんは最初のうち、漠然とした違和感を訴える。体に他人の臓器を 
 入れたことによる精神的なものなんだがね」 
「そんなもんでしょうか」 
「ああ、そんなもんだよ。では、しっかりと体力をつけて早く退院できるようにしなさい」
「ありがとうございます、先生」 


【【愕然】奇跡的に大事故から復活した男が感じた違和感の理由・・・】の続きを読む

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19: 灰色埜粘土 ◆8x8z91r9YM :2012/02/25(土) 09:18:52.52 ID:4uReBFf1
メガ氏が自宅の一室で発明品の試用をしていた。 
「君も椅子に掛けてくれ。しばらく見ていてもらいたい」 
同伴者にそう言って、メガ氏は両手を二回鳴らした。 
合図を聞きつけて、執事がドアを開けて現れた。 

身体が金属で出来ているから、ロボットであることがわかる。 
「コーヒーを一杯淹れてくれ」 
メガ氏が指示をした。執事は即座に準備を終えてどうぞ、と言ってからコーヒーを机に置いた。 
「この執事は最近作ったロボットだ。こっちも試用段階だが、今日試したいのは他のロボットだ」 
執事は動作だけを見れば、なかなか人間らしかった。執事は礼をして下がっていった。 

二人を挟んだ机の真ん中に、一杯だけコーヒーを置いて。 
メガ氏は手元へゆっくりとコーヒーカップを寄せていった。 
コーヒーを出されない同伴者は、客人として招かれたわけではなかった。 
そしてメガ氏は世間話をし始めたが、同伴者に見せるであろう発明品の説明はしなかった。 

しばらく話をしていると、同伴者はメガ氏に違和感を感じ取った。 
注意深く観察してみると、メガ氏の言葉は不自然なほどイントネーションが一定だった。 
「そうか。あなたはロボットだ」 
机の向こうで、メガ氏は無言の反応をした。 
「自分に似せて作ったロボットで、僕が気付くかどうかを試そうとしているんだ」 
応えたのは物陰から出てきたメガ氏だった。 
「君は察しがいいな。どうしてわかったんだい」 
メガ氏は、自分を模したロボットと並んで椅子に座った。 

「さっきはぎこちない所があったから気付いたんだ」 
「それは喋り方がかい、それとも動作がかい」 
メガ氏はとなりのコーヒーカップをスッと引き寄せた。 
「色々とだよ。いまこうして本人と比べてみると違いがよくわかる」 
それだけ聞いて、メガ氏は何も応えなかった。 
「と、いうことは今度は気付かなかったようだな」 
突然ドアを開けて、さらに一人メガ氏が現れた。 

メガ氏は本物さながらの動きで椅子に座り、コーヒーカップを自分の方へ。 
次から次へ現れるメガ氏に、同伴者はわけがわからなくなり機械音を立て始めた。 
メガ氏は同伴者の耳に手をやり、スイッチを切った。 
やはり、不可解な出来事にあうと行動不能になってしまう。
試用と調整を繰り返さないといけないようだ。 

「やれやれ。三人目が出てくるとは思わなかったか。 
ロボットと入れ替わっているのに気付いたのはよかったがな」 
メガ氏はロボットのメガ氏のスイッチも切り、少しぬるくなったコーヒーを手繰り寄せて飲んだ。 
【〇〇年後の世界を予見するような出来事・・・】の続きを読む

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194: not星 ◆tHwkIlYXTE :2008/12/29(月) 19:59:07 ID:bT16NCmD

俗に言う出来ちゃった結婚と出産を済ませた直後に単身赴任になった僕を、
君は何年経っても罵り最後に決まってこう言う。 

確かに僕は鈍感だったに違いない。 
悪い結婚を見抜けずに深みにはまっているのだから。 

でも君は鈍い男が好みなんだろう。 
四十歳近いのに恐ろしくサバを読み、絵文字をびっしり使ってさ。 
その相手もさぞかし「鈍感」なんだろうな。 
可笑しくなってくるよ。 
【できちゃった結婚をした夫婦の末路・・・】の続きを読む

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