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701: 創る名無しに見る名無し:2009/07/04(土) 00:41:41 ID:Qm3aIC+x

N氏の、長い歳月をかけた研究がついに実を結んだ。 
これまで人類の夢であり続けたタイムマシンの誕生の瞬間である。 
「やった。やったぞ。僕はついにやった!」 
N氏は一人歓喜し、己が努力の結晶であるタイムマシンを前に涙を流す。 

「そうだ、こんなことをしている場合じゃないや」 
科学省にこれを伝えようと、N氏は電話に手を伸ばし、興奮気味にコールをかける。 
コール音を聞いていると、N氏の思考はだんだんと冷静になっていった。その時、 
「待てよ」 
N氏は電話を切った。 

「まだ試用を行ってなかった。科学省への報告はその後だ」 
N氏はタイムマシンを腕にはめ、スイッチを入れた。 
周囲の景色が眩い光に溶け込み、光がおさまると、幾何学的な模様がN氏の周囲に展開される。
その背景に透けるようにして、何時とも知れぬ年代の
何処とも知れぬ風景が猛烈な速さで差し替わりながら映っている。 


【タイムマシンを研究し続けた男の末路・・・】の続きを読む