607: おさかなくわえた名無しさん 2004/05/22 20:02:00 ID:vTcsibyD
知ってる人は知ってるだろうけど、癌で入院して、末期になるとモルヒネを
打たれる。で、その副作用で幻覚が見える。親父も癌で亡くなったが、最後は
半分くらい夢の世界で、いつも小さなヘリコプターと遊んでいた。
打たれる。で、その副作用で幻覚が見える。親父も癌で亡くなったが、最後は
半分くらい夢の世界で、いつも小さなヘリコプターと遊んでいた。
去年、叔父さんを見舞いに行ったとき、隅のベッドに寝ていた人がその状態
だった。普通、末期なら個室に入れられるんだが、満室なのかなとか思いつつ、
夢の世界に行っているその人を何となく見ていた。
「よせよ・・・くすぐったい・・・可愛いな、おまえたちは」とか言いながら何かを
抱いている仕草をしていた。森で小動物にでも囲まれている幻覚を見ていたの
だろうか。その人は「ほら、おまえ達にも見えるだろ?可愛いだろ?」と、
ベッドの周りの家族に向かって言っているようだったが、ベッドの周りには
誰もいなかった。
2週間くらいしてまた見舞いに行ったら、そのベッドは空で、あのあとすぐに
亡くなったと叔父が言っていた。モルヒネが切れると痛みに苦しんでいたが、
モルヒネが効くと、幻想の動物と家族に囲まれて幸せそうだったらしい。
臨終直前には個室に移されるので最後は分からないが、同室のときは、
雇われたらしい人が世話をしていたが、家族らしき人は誰も来なかったと
言っていた。誰かが入院費を払っていたんだろうけど、最後まで幻覚の家族に
囲まれていたその人の人生を勝手に考えて、何だかせつなくなった。
だった。普通、末期なら個室に入れられるんだが、満室なのかなとか思いつつ、
夢の世界に行っているその人を何となく見ていた。
「よせよ・・・くすぐったい・・・可愛いな、おまえたちは」とか言いながら何かを
抱いている仕草をしていた。森で小動物にでも囲まれている幻覚を見ていたの
だろうか。その人は「ほら、おまえ達にも見えるだろ?可愛いだろ?」と、
ベッドの周りの家族に向かって言っているようだったが、ベッドの周りには
誰もいなかった。
2週間くらいしてまた見舞いに行ったら、そのベッドは空で、あのあとすぐに
亡くなったと叔父が言っていた。モルヒネが切れると痛みに苦しんでいたが、
モルヒネが効くと、幻想の動物と家族に囲まれて幸せそうだったらしい。
臨終直前には個室に移されるので最後は分からないが、同室のときは、
雇われたらしい人が世話をしていたが、家族らしき人は誰も来なかったと
言っていた。誰かが入院費を払っていたんだろうけど、最後まで幻覚の家族に
囲まれていたその人の人生を勝手に考えて、何だかせつなくなった。
608: おさかなくわえた名無しさん 2004/05/22 20:28:00 ID:YfcVPdPX
Living is easy with eyes closed Misunderstanding all you see
609: おさかなくわえた名無しさん 2004/05/22 20:56:00 ID:5gMf4IVj
生活は見るすべてを誤解して、目を閉じて容易です。
テキスト翻訳('A`)?
テキスト翻訳('A`)?
610: おさかなくわえた名無しさん 2004/05/22 20:56:00 ID:Ty5sjNLe
目を閉じて見るもの全てを誤解したままでいれば、生きて行くことは容易なことだ。
611: おさかなくわえた名無しさん 2004/05/22 20:56:00 ID:NdsNW7yR
ジョン・レノンの名曲「Strawberry Field Forever」ですね。
613: おさかなくわえた名無しさん 2004/05/23 01:58:00 ID:uedGX6nR
>>607を見て、俺のおじさんのことを思い出した
俺のおじさんも癌で死んだ
おじさんは婿養子で、向こうの家族関係がよくないことも重なり
かなり窮屈な思いをしていると周りの人に思われていた
でも、彼は周りに愚痴一つもいうこともなかったし、
俺の家に遊びにきたときもいつも笑顔だった
そんなおじさんの葬式の日、天気予報では雨だった
しかし、朝から天気もよく、葬式も滞りなく行うことができた
一通り事がすむと、ぽつぽつと雨が降り始めた
俺が外でぼーっとしていると、おじさんの姉と妹の話が聞こえてきた
「あいつは優しいやつだったから、 みんなが困らないように
葬式の間は雨が降らないようにしていたのかもね」
俺は葬式の間泣くことはなかったのだけど、
その会話を聞いた瞬間おじさんの笑顔が頭に浮かび、泣いてしまった
引用元:https://www.2ch.sc/俺のおじさんも癌で死んだ
おじさんは婿養子で、向こうの家族関係がよくないことも重なり
かなり窮屈な思いをしていると周りの人に思われていた
でも、彼は周りに愚痴一つもいうこともなかったし、
俺の家に遊びにきたときもいつも笑顔だった
そんなおじさんの葬式の日、天気予報では雨だった
しかし、朝から天気もよく、葬式も滞りなく行うことができた
一通り事がすむと、ぽつぽつと雨が降り始めた
俺が外でぼーっとしていると、おじさんの姉と妹の話が聞こえてきた
「あいつは優しいやつだったから、 みんなが困らないように
葬式の間は雨が降らないようにしていたのかもね」
俺は葬式の間泣くことはなかったのだけど、
その会話を聞いた瞬間おじさんの笑顔が頭に浮かび、泣いてしまった
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